レクサスはついにBMW、ベンツを越えたか
レクサスは日本ではなく、アメリカで1989年に高級車市場においてトップブランドとしての地位を確立しました。2005年8月に日本市場に導入されました。順調に販売台数が伸びてきているレクサスの動向が注目されはじめています。月の販売台数で比べて見ると、ベンツ、BMWに迫ってきた感じです。ラインナップはレクサスのハイブリッドが出ることでレクサスの第一世代がすべて揃った感じがします。当時、日本のトヨタ車の最高峰はセルシオでした。このセルシオがレクサスLSと呼ばれていました。そしてアリスとがレクサスGS、アルテッサァがレクサスISとしてレクサスブランドで呼ばれていました。日本の最高峰のセルシオは、600万を超える価格が付けられており一般ユーザーは、ついに国産車も輸入車並の価格帯に肩を並べ始めたと驚きを隠し切れなかったように思います。初代セルシオは、静寂性を全面の押し出しました。試乗した段階で、信号待ちで停車しているときのエンジン音は皆無だった事を覚えています。車に何を求めるのか、おおいに議論される一台になったのは間違いない事実です。この600万を超える価格帯の車を購入するユーザーは、圧倒的に輸入車が中心でした。この輸入車層をうち砕くにはトヨタブランドでは限界があったようです。そこでトヨタと切り離したレクサスブランドで国内に導入することが決定されたようです。
レクサス日本導入の現状をみてみると2005年に販売されたレクサスの台数は1万293台です。トヨタの社内目標は2005年内に2万台だったようです。2006年は8月末までに1万5079台、月平均の販売台数が1885台。トヨタの目標月販台数の3000台だったようです。このレクサス販売開始1年でほぼ2万5000台を売れたことにまります。2005年の販売台数の資料から輸入高級ブランド指向の車の販売台数と比べて見ることにします。BMWでは4万4980台、Mercedes-Benzでは4万6161台です。販売台数の伸びが著しいAudiでも1万5420台ぐらいです。この状況をどう判断するのはなかなか難しいのが現状です。レクサスの導入のきっかけになった輸入車層への巻き返しをはかる使命。このミッションが成功したがどうかは、レクサスのライバル車の販売台数を見てみることで解決できます。BMWの販売台数は2006年8月末までの累計では前年比8.3%の伸びがあることがわかています。一方ベンツに関しても11.6%の伸びていることを考えるとレクサス導入による影響はなかったと考えるのが妥当のようです。ではレクサスのメインユーザーは、これまでのトヨタに乗っていた人ではないのでしょうか
なぜ輸入車ユーザーはレクサスに乗り換えないのでしょうか?そもそもなぜ輸入車に乗るのかを考える必要があります。今は、これだけ情報のグローバル化が進み、車の社会でもそれは例外ではありません。車の没個性化の時代です。ドイツ車でさえターゲットは、日本市場を意識した車づくりに変化しつつあるのは悲しい現実です。でもでもまだまだ車の個性が残っているのも事実です。その個性とは何か?この意識の違いのようにも感じます。見た目の豪華さが個性ではないようですよ。レクサスの扉の開閉時の音をベンツの扉と何度も比較検討した話は有名です。内装を輸入車に求めると「がっかり」します。スイッチ類や操作感の安っぽさには、驚くのは間違いありません。「何これ!」って言ってしまいそうなになります。走り始めると、今までに経験したことのない「乗り物」なのです。ドイツ車の車体のがっちり感は、決して国産車では味わう事はできないものです。同じ「乗り物」なのですが、全く違う世界を味うことができるのが、輸入車に乗る醍醐味なのではないでしょうか。レクサスを乗る機会にめぐまれました。確かに騒音の面でも、乗り心地の面でも、見事に洗練されたクルマでした。「こんなクルマもあるんだー」という驚きもありました。レクサスが本当に意味において高級輸入車の地位を脅かす存在になるのはすぐそこまできています。世界のトヨタですから!世界一流のメーカーですから!ただ価値観をどこに置くかの違いだけです。